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【Microsoft Cognitive Services × Pepper】 介護施設における実証実験



先日、Microsoft Cognitive ServicesをコミュニケーションロボットであるPepperに活用した実証実験を開始しました。

Cognitive Servicesとは、感情認識や音声翻訳などの人間の「認知」に当たる機能を提供しているMicrosoftのサービスです。

これを活用することで、その場その場に応じた対応などをすることが可能となります。

今回取り組みの場を提供いただいた、静岡県にある特別養護老人ホーム「まごころタウン静岡」(インフィック株式会社運営)の様子です。


[筆者撮影]

今日は、この取り組みに関して紹介します。


背景


今回、取り組むにあたり、

社会的な背景と介護事業者の課題の2つがあります。

日本の高齢化率は、昨年、26.7%に達しました。

44年後の2060年には、2.5人に1人が65歳以上を占めるとみられています。

[参照:平成28年版高齢社会白書 平成27年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況]

このような深刻化する少子高齢化により、人材不足や医療費・介護費の増大などの解決が急がれています。

また、介護事業者では、

「毎朝のバイタルチェックなどの記録作業が多い」

といった課題もあります。

特に自分の腕に記載したり、紙に書いて後でシステム側に入力したりしている施設もあるのが現状です。

以上のような背景を踏まえ、

「利用者の満足度向上」

「現場スタッフの負担軽減」

を目指し、Microsoft Cognitive Services x Pepperを活用したバイタルデータの記録・蓄積の自動化に取り組んでいます。




Microsoft Cognitive Service × Pepper


今回は、人がコミュニケーションする上で特に重要な機能、

「顔の認証」と「自然言語解析」を

Cognitive Servicesの”Face API”と”LUIS”を使って実現させました。


Face APILUISは、Microsoft Cognitive Servicesとして提供されているサービスです。

これら二つのサービスの詳しい内容に関しては、後ほどブログにて紹介しようと思います!

これを組み合わせることで、以下の機能をPepperで実現します。

・その人に応じた個別の対応

・より人のコミュニケーションに近い会話

・その人に紐付いたデータの取得・蓄積

・会話内容の分類・蓄積

これに加え、

自動応答を実現する”Azure Bot Service”や

蓄積データの可視化を可能とする”Power BI”

といったMicrosoftが提供するサービスを使いながら、

介護施設の利用者さんのバイタルデータの記録・蓄積の自動化をPepperが実現します。


このように、Microsoft AzureとMicrosoft Cognitive Servicesを活用して、

より人に近い会話とバイタルデータの記録自動化に取り組んでいます。


利用の様子


とても楽しそうにPepperと会話をされていました!

「毎日、Pepperに話しかけてるんだよ」

「会話するのが楽しみだわ」

という声を聞くことができました。

また、実際に触ってもらったところ、顔の認証・登録もほぼ100%成功できました!

実験を開始して


今回、Microsoft Cognitive ServicesとPepperを連携させた取り組みを開始しました。

現段階でも、「Pepperとの会話が楽しい」との感想を聞けているので、今後も、

「利用者の満足度向上」

「現場スタッフの負担軽減」

を目指して取り組みを加速していこうと思います!

マイクロソフトのAIを使ったアプリ開発の取り組みの詳細はこちらから

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