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Interview on introducing Pepper 業務改善&サービス向上!! デイサービス施設ケアパートナー大泉 にPepperがやってきたよ。


こんにちは。

今回は、大規模デイサービス施設であるケアパートナー大泉さんへ訪問し、Pepper導入に関するインタビューをしてきました!

ケアパートナー株式会社の紹介


ケアパートナー株式会社は、介護から保育まで幅広くサービスを提供している会社で、 全国28都道府県に77のデイサービスセンターと、13の保育施設を展開しています。 (2017年5月現在) 今回訪問したケアパートナー大泉さんはデイサービスを提供する施設です。

デイサービスとは? デイサービスは介護保険を使用して日帰りで施設に通い、食事や入浴などの日常的な生活のお手伝いや、身体機能の改善を目的とする機能訓練を受けることができるサービスです。 また、孤立を防いでコミュニティを広げたり、家族に負担をかけずに自立するためのお手伝いをする役割もあります。

ケアパートナーさんは大規模施設なので、スタッフの数も多く目が行き届きやすいのと、利用者も多いのでたくさんのグループができ、気の合う仲間を見つけやすいという利点があります。 また、食事も各施設の裁量で設定することができるため、ご当地メニューやイベントに合わせて設定しているそうです。 しかも最大で3種類の中から選ぶことができるそうなので、食の楽しみも堪能できちゃいますね!

今回はBismcare for Pepperをカスタマイズしたアプリを入れています。




【搭載機能】

  1. 計器を連動させて、利用者のバイタルデータ(血圧、体温、体重)の記録と蓄積

  2. 顔認証をして個人を特定し、名前を言うことができる。

  3. 利用者がPepperのタブレットで昼食を選択すると、顔認証で紐付けされた個人の食事情報(嗜好や体質、アレルギーや既往歴など)をキッチンのスタッフに共有することができる。


【顔認証とは?】


Pepperが個人の顔を識別し、個別に対応したりデータの蓄積ができるシステムです。 従来のPepperの顔認証だとだいたい10人ぐらいまでしか認証できませんが、今回搭載したグローリー株式会社の顔認証システムだと1000人まで認証することができます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー グローリー株式会社の顔認証の詳細はこちら Bismcare for Pepperの詳細はこちら


それではインタビュー開始!

インタビューを受けていただいたのは施設管理部の西潟さんです。

Q. Pepper導入の経緯は?

介護サービスはお客様へのサービスと同時に記録などの業務負荷が多く、人員も限られているので、なんとかスタッフの業務の効率化や改善ができないかと思ったのがきっかけです。 デジタル技術も進んでいるので、記録システムを簡易的にしたり、それにプラスしてサービスの向上ができたらいいなと。 そう思っていた矢先にイサナさんからBismcare for Pepperの提案があって、業務改善のために色々試行錯誤することになりました。

Q. なぜPepperを選んだのですか?

2~3年前に他社様の少し小さめの音声認識が出来るロボットを用いてレクリエーションなどの場面で利用したのですが、結果的にスタッフが隣について声をかけて操作しないと動いてくれなくて、逆に人手を取られるということがありました。 それでは業務改善にはならないので、自立して動いてくれるロボットがいたらいいなと思ったんです。 また様々な画面で、もしかしたら業務改善に繋がるようなアイテムがあればと、可能性を模索していたんです。 その点でPepperは良かったんですね。

Q. Pepperに期待することは?


お客様とPepperが2人で会話していたとして、Pepperの返す言葉が的外れの場合でも、Pepperを介することによって、普段は口数の少ないお客様でもスタッフといろいろな形でコミュニケーションが増えるのを期待しています。 ご家族様やケアマネジャー様などが読まれる連絡帳にも話題を提供したいです。

例えば、お客様がセンターにきて帰宅した際に、 ご家族に「Pepperいたよ!」と話してほしいですね。 デイサービスの役割として、話題を提供してご家族とのコミュニケーションを促すということも重要だと思っています。喜怒哀楽も持ち帰って話題の提供や会話の糸口にして欲しいですね。

「今日Pepperがいてね、私の名前を呼んでくれたの」 と、ご家族に言ってくれたら嬉しいですね。

それでご家族も興味を持ってくれて、施設の様子も見に来てくれたり、 笑顔が増えたら大成功です!

Q. 今後の課題は?

まだ機能的に正確性が追いついてないところもあり、 Pepperはまだ発展途上だと思って可能性を探っている最中です。 レスポンスや言葉の受け答えも改善したいですね。 デイサービスの場合、ご利用いただくお客様が決まっているので、間違えずに名前を呼んで個別に接して欲しいし、季節に寄り添った会話をしたり飽きない受け答えを望みます。

できることがどこまでできるのか? それが正しい情報か? 顔認証はどこまで正確か? データの正確性は?確実性は? 体温や血圧などのバイタルデータや食事の情報は人命に関わることなので、精査するまで残念ながら利用ができません。 今は機能が不完全で存在しか価値がないので、もっとブラッシュアップしたいです。 できないことから始めても、できるようになれたらそれでいい。 できるようになるのが大事で、中にはどうにもならないこともあるけれど、 その可能性に夢が膨らみます。

まだまだハードルは高いですが、 いろんなスタンスで取り組んで、諦めずに楽しんでいきたいです!

西潟さん、インタビューありがとうございました!

大変丁寧に説明していただき、私もすごく勉強になり背筋が伸びる思いです。 西潟さんの業務改善やサービス向上に対する熱い思いがビシバシと伝わり、 その前向きな姿勢を私も見習いたいと思います!

 


イサナドットネットではこんなPepperのアプリ事例があります。

ご興味持った方はisana.netまでお問い合わせ下さい。 詳細・お問い合せはこちら

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