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Pepperアプリ開発インターンシップ 東京理科大学マツオカさん

更新日:2019年12月24日



1. はじめに

東京理科大学の大学院からインターンシップに参加しましたマツオカと申します。

大学院では無線通信を扱う研究室に所属し、


次世代地上デジタル放送の伝送特性を向上させるための研究を行っています。


2. インターンシップに参加した理由

私は昨年の夏頃にPepperの存在を知り、

人間の感情を読み取って会話できるロボットの実現に心が弾みました。

それと同時に、

どのような仕組みで成り立っているのかを知りたい

と思うようになりました。

しかし、そのような最新技術に触れることのできる機会はなかなかありません。

そうした中で、実際にPepperに触れながらアプリ開発ができるという本インターンシップを見つけたため、

迷わず応募しました。

3. インターンシップでの課題

私は「おもてなしPepper」というものを提案しました。

お客様がいらっしゃった際に、

希望されたお菓子をお客様のところまで運んでくれるアプリです。

当初のイメージとしては、

居酒屋のタッチパネルメニューとウェイターを合体させたようなロボットにしたい

と考えていました。

おおまかな流れとしましては、

  1. Pepperがタブレットに4つのお菓子の画像を表示する

  2. 画面をタッチして、食べたいお菓子を選択する

  3. 体の向きを変えて、テーブルに当たらないように手を動かし、注文されたお菓子が入った紙コップを掴む

  4. お客様の方に向き直り、紙コップを渡す


という感じです。


せっかく色々な機能が備わったロボットを制御できる機会でしたので、

ただ会話をさせるだけでなく、タブレットのタッチ操作を取り入れたり、

手を動かして物を掴ませたり、体の向きを変えさせたりと、

できるだけ沢山の機能を生かしたいと思い、以上のようなアプリの提案に至りました。


4. インターンシップを終えて

今回のインターンシップで大変だったのは、

「答えのないものに挑戦する」ということでした。

事前学習で、Pepperには「画像認識機能」があるとのことだったので、

そこから物との距離を取得して手の動きに反映させたいと当初は考えていました。

しかし、そのやり方を色々調べてみても有用な情報にたどり着けず、

私の知識では実現することができませんでした。

私は研究にC言語を用いていますが、

ソースコードの書き方がわからない時にはインターネットで調べたり、

図書館で本を借りたりすれば、だいたいの問題は解決できていました。

しかし、Pepperに関しては、

最新の製品であるため、情報がほとんどない状態でした。

この時に、

新しいもの(まだ誰も挑戦していないこと)を扱う難しさ、

自分で解決していかなければならない難しさ

を実感しました。

最終的に、

「紙コップの位置もPepperの位置も固定する」

という中身になってしまったことをとても残念に思いますが、

途中は予定通りに進まずとても絶望的だったので、なんとか形になってホッとしました。 発表会も皆さんに盛り上がって頂けて嬉しかったです。

社員の皆さんには、

どんな質問にも親身になって教えていただき、とても助けられました。

5日間という短い間ではありましたが、非常に良い経験ができたと感じています。

インターンを受け入れていただき、ありがとうございました。

5. 最後に

インターンシップのマツオカさんの体験記をブログとして掲載させて頂きました。

物を認識して、それを掴んで渡してくれるpepperアプリに挑んでいただきました。 認識の部分は実現できませんでしたが、うまく掴んで渡すというのがあれほど盛り上がるとは思いませんでした。

簡単には実現できない機能を実現するために非常に頑張っていただきました。 今後もそういったことに直面する機会もあるかと思いますが、 この経験を今後の勉強、仕事などにいかしていただければ幸いです。

isana.netでは積極的にインターンシップを受け入れ中です。

ご興味持った方はisana.netまでお問い合わせ下さい。 詳細・お問い合せはこちら

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