Pepperハッカソン開催!
イサナドットネットでは世界初の感情認識パーソナルロボット、Pepperを使ったアプリ開発ハッカソンを2015/4/12の日曜日に行いました。
今回はイサナドットネットと、家族コミュニケーションサービスKiDDYを提供する株式会社Compath Meとの共同で実施しました。
「ロボット×家庭利用」をテーマにハッカソンを行い、家庭でのロボット活用の可能性について様々な切り口で考えてみました。
Pepperハッカソン実施にあたり、参加者の方にはPepper開発環境「Choregraphe」のインストールとチュートリアルの事前学習をお願いしていたのでPepper開発の解説などは簡単に済ませて早速企画・開発にとりかかります。
事前学習は下記記事を参考にさせていただきました。
▼「Choregraphe」のインストールについて
▼チュートリアルについて
今回は3人1組でチーム3つに分かれました。それぞれのチームに1台ずつPepperを割り当てて都度Pepperで動作確認しながら開発していきます。
会場の雰囲気です。開発が佳境に入ると真剣です。
成果発表
チームA
作品名「笑うまでPepper」
目の前の人が笑うまでPepperが一発ギャグをするアプリです。
Pepperの表情認識機能を使って目の前の人が笑ったと判断できるまでギャグが続きます。
Pepperは人に寄り添い、人を笑顔にしてくれるロボットとして生まれてきました。正にそのコンセプトを体現したアプリです。
悲しい時、辛い時も家庭にPepperが居れば、笑顔の絶えない家庭になる、そんな未来を感じました。
チームB
作品名「ジェスチャークイズ」
Pepperがユーザーの年代に応じて、シニア向け、若者向けのジェスチャークイズを出題するアプリです。
シニア向けには昭和の時代から受け継がれる往年のギャグを、若者向けには最近話題のギャグが出題されるので、周りで見ている人たちもこれまでのギャグの歴史に触れることができます。
世代間のギャップをPepperが埋めてくれることで、家庭内のコミュニケーションが促進される未来を垣間見ることができました。
チームC
作品名「ものまねクイズPepper」
Pepper がスポーツ選手や芸人の動きをものまねをしてくれるので、それに回答していくアプリです。
このPepperアプリでは性格をツンデレ設定にされた、ということで言葉遣いも「ものまねしてあげるから、誰か当てなさいよネ!」と上から目線だったりするのですが、こうした「性格」までもプログラムできてしまう点で、暮らす人の好みに応じたPepperとしてさらに人に寄り添うことにつながるんだな、と感じました。
また、スポーツ選手のものまねもジェスチャーをこだわって作られており、上半身だけでもそれらしい雰囲気が出ていたと感じました。Pepperの動きの可能性を大いに感じさせてくれるアプリでした。
番外編
チーム”本ハッカソン運営の人”
作品名「言葉を超えたコミュニケーションPepper」
Pepperが目の前の人の表情を認識して、タブレット上にその人の感情にあった画像を表示するアプリです。人が悲しそうな顔をしていたら、悲しそうな表情をしたキャラクターを、楽しそうな顔をしていたら楽しそうな表情のキャラクターを表示します。
Pepperとの暮らしが続いた時、Pepperが常に声に出して「楽しそうですね、悲しそうですね」と言うのは時として人の心に立ち入りすぎるかもしれません。
そんな時、このアプリであれば、ふとPepperのタブレットに映し出されたキャラクターを見て、それが自分自身を投影したものだと気付いた時、ちゃんとPepperが自分を気遣って見守ってくれているという安心感に浸ることができます。
家庭内で長く一緒に暮らすPepperだからこそ、こうした一歩引いたコミュニケーション手段も価値があるのかもしれません。
Pepperハッカソンを終えて
朝から夕方まで各チームともにPepperに対して楽しそうに開発に取り組んでいる姿が印象的でした。またギャグを活用するアプリが多かったのもありますが、笑顔の多いハッカソンでした。
以上、Pepperハッカソンの様子をご紹介しました。
イサナドットネットでは社内でエンジニアがR&Dの一環でガジェットやロボットを使ったアプリ開発を行ってきました。
今回はPepperを使ったハッカソンを行いましたが、引き続き機会を見つけて実施できたらと考えています。
次回のPepperハッカソン実施の際は、ぜひ遊びに来てください!
コメント