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【開催レポート】レゴブロックで楽しく学ぶ!スクラム体験ワークショップ

  • isana.net
  • 5月30日
  • 読了時間: 5分

先日、弊社がお客様企業に提供している「アジャイル伴走研修」の一環として、オンサイトでの「スクラム体験ワークショップ」を開催しました。このワークショップは、参加者の皆様にスクラムの基本的な考え方と進め方を、手を動かしながら体験的に学んでいただくことを目的としています。今回はその模様をレポートします!

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ワークショップの概要:レゴで「安全に暮らせる町」を創ろう!


ワークショップでは、「安全に暮らせる町」をテーマに、参加者の皆さんにはレゴブロックを使って町の一部を協力して創り上げていただきました。プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームといった役割を実際に担当し、スクラム開発の各イベントを模擬的に体験します。



ワークショップの流れ:スクラムのステップを体験


具体的にどのような流れでワークショップを進めたのか、ご紹介します。


  1. ペルソナを理解する:誰のための町?

    • 最初に、製品やサービスの典型的なユーザー像である「ペルソナ」について解説し、その重要性を理解していただきました。

    • ペルソナを設定することで、創り上げるものが「誰のためのものなのか」という共通認識をチームで持ち、開発の方向性を定めることの大切さを学びます。


  2. ユーザーストーリーを作成する:町に必要なものは?

    • 次に、設定したペルソナの視点に立ち、これから暮らす町に必要な要素を「ユーザーストーリー」として具体的に書き出していきます。

    • ユーザーストーリーは、「〇〇として、〇〇がしたい。なぜなら〇〇だから」という形式で記述します。これにより、各機能が「誰に」「どんな価値を提供し」「なぜそれが必要なのか」を明確にします。


  3. 見積もりをする:どれくらいの作業量?

    • ユーザーストーリーが出揃ったら、「プランニングポーカー」という手法を用いて、各ストーリーの作業規模(大きさ)を見積もります。

    • プランニングポーカーでは、チームメンバーがそれぞれの視点から作業規模を提示し、議論を通じて認識のずれを解消し、合意形成を図ります。これにより、チーム全体での見積もり精度を高めます。


  4. スプリントを繰り返す:計画、実行、改善のサイクル

    • ユーザーストーリーの実現は、「スプリント」と呼ばれる短い期間のサイクルを繰り返して進めます。スプリントは通常1~4週間程度の期間で区切られます。

    • この反復的な開発サイクルを通じて、小さな単位で計画・実行・評価・改善を行い、変化への対応力を高めていきます。


  5. 以下の活動をスプリントごとに行います。

    • スプリントプランニング: 各スプリントの開始時に、そのスプリントで取り組むユーザーストーリーをチームで決定し、実現のための具体的なタスクに分割します。

    • 開発業務: 実際にレゴブロックを使い、手を動かしながらユーザーストーリーを形にしていきます。アイデアがレゴブロックで具体化されていく様子は、とてもエキサイティングです!

    • スプリントレビュー: スプリントの最後に、完成した成果物(レゴの町の一部)を全員でレビューし、ユーザーストーリーの受け入れ条件を満たしているかを確認します。この場で、顧客役の参加者や他のステークホルダーからフィードバックを得ることも重要です。

    • スプリントレトロスペクティブ(振り返り): スプリントの活動全体を振り返り、良かった点(Keep)、改善したい点(Problem)、次に試したいこと(Try)などをチームで話し合います。これにより、次のスプリントに向けてプロセスやチームの進め方を継続的に改善していきます。



ワークショップのここがポイント!


今回のワークショップで、特に参加者の皆さんに好評だった点や、学びが深まったポイントをご紹介します。

  • レゴブロックで「見える化」: 開発プロセスという抽象的な概念も、レゴブロックという具体的なツールを使うことで、誰もが直感的に理解しやすくなります。アイデアが形になる過程を視覚的に捉えられるのが大きな特長です。

  • 役割分担でリアルなチーム体験: プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームといった役割を実際に体験することで、それぞれの責任やチーム内での連携の重要性を肌で感じることができます。

  • スプリントで達成感を積み重ねる: 短いスプリントを繰り返すことで、反復的な開発の流れを体感。スプリントごとに成果物が少しずつ出来上がっていく様子は、大きな達成感とモチベーションにつながります。

  • プランニングポーカーで合意形成を学ぶ: 参加者全員で見積もりを行うプランニングポーカーは、チーム内でのコミュニケーションを活性化させ、多様な意見を尊重しながら合意形成に至るプロセスを体験する絶好の機会です。認識のずれを早期に発見し、解消することの大切さも学べます。



参加者の声:こんなところが良かった!


ワークショップ後、参加者の皆様から寄せられた嬉しい声の一部をご紹介します。

  • 「短い期間で区切って開発を進めるスプリントの意義やメリットを、レゴでのスクラム体験を通じて深く理解できました。以前よりも腹落ち感があります。」

  • 「リモート研修では概念や考え方の学習が中心でしたが、今回のオンサイト研修では実際に手を動かしてアジャイル開発の手法を体験的に学べたのが、とても有意義でした。」



まとめ:楽しみながらスクラムの本質を学ぶ


このワークショップでは、レゴブロックという誰もが親しみやすいツールを用いることで、スクラムの基本的な流れと、重要な要素(透明性、検査、適応)を、参加者の皆様に楽しく、そして実践的に学んでいただくことができました。

「スプリントを回すイメージが実感できた」「以前より理解が深まった」といった肯定的なフィードバックを多数頂戴し、主催者としても大変嬉しく思っています。

今回のワークショップで得た気づきや学びが、参加者の皆様の今後のプロジェクト活動やチーム運営において、少しでもお役に立てれば幸いです。



弊社のアジャイル伴走研修について


弊社では、お客様の状況に合わせた「アジャイル伴走研修」を提供しており、アジャイル開発の導入・実践に向けた継続的な学びの機会をサポートしています。今回のレゴブロックを用いたワークショップも、その研修プログラムの一環として、アジャイルの考え方や手法を体験的にご理解いただくために実施しました。

ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。



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※本研修は、レゴブロックを使用していますが、レゴ社によって公認されたものではありません。

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