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HoloLens SDKでマッチョなおじさんをつんつんしてみた。



Microsoftが開発したヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」のサンプルアプリを動かしてみました!

HoloLensのアプリを作成するには、もちろん「HoloLens」本体があれば言うことなしですが、HoloLens自体がなくてもエミュレータを使用すればPC上で作成することができます!


残念ながら、HoloLens本体を持っていないので、エミュレータを使用して実際にアプリを作ってみようと思います。


HoloLensとは

「HoloLens」とは、ホログラムをゴーグル型のディスプレイに投影するヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)のことです!

このような外観です。

か、かっこいい。。。



仮想的な世界を現実世界だと知覚させるOculus RiftやHTC ViveなどのVR(Virtual Reality) HMDとは違い、


HoloLensは、現実空間にホログラムを発現させることで現実世界を拡張します。

実際に使用した時のイメージは以下のようになるようです。 視界にビデオチャット画面が表示されているようですね。



HoloLensの使用イメージ (https://www.microsoft.com/microsoft-hololens/en-usより)


環境

こちらのMicrosoftが公開しているチュートリアルに則り、整備しました。


現在、Visual Studio 2015 Update 2もしくはUnity HoloLens Technical Previewを使用すれば、アプリの開発ができるそうです。

今回は、Visual Studio 2015 Update 2を使い開発しました!

Visual Studio 2015がPCに入っていなかったので、インストールしました。

なかなか時間がかかります。。。

それに加え、HoloLens Emulatorをインストールする必要があります。

なお、インストール時のカスタム要件やPCのシステム要件もチュートリアルに記載されているのでは要確認です!


動かしてみた

Visual Studio 2015を起動し、プロジェクトを作成します。

初触りなので、何がなんなのか全然わからない状態でのスタートでしたが、チュートリアルを見ればエミューレータの起動までの手順が書かれているので安心です!

新規にプロジェクトを作成後、以下赤枠の項目を設定します。



・Debug

・x86

・HoloLens Emulator 10.0.14342.1018


右の項目( デバッグするデバイス対象 )の「HoloLens Emulator 10.0.14342.1018」は、HoloLens Emulatorをインストールすると選択できるようになります。

これで準備万端!

デバッグを開始!

すると、HoloLens Emulatorが起動しました!


Hologramsを選択すると既存のホログラムが選択することができます!


その中で、マッチョなおじさんを選択し、彼を右クリックすると な、な、なんと!!!


バーベルを持ち上げ始めました!

今回マッチョなおじさんに命を吹き込んだマウスの右クリックは、 実際のHoloLensでは、「指でのタップ」動作に該当するそうです。

つまり、実際にHoloLens越しに見た場合には、 現実空間に表示されているマッチョなおじさんを指でタップすると、バーベルを持ち上げ始めるのです!

また、ウィンドウの右上にあるツールバーを駆使することで、 Emulator上でのマウスおよびキーボードからの入力を直接HoloLensへの入力と変換したり Emulator内のWindows Device Portal( HoloLensの設定からシステム性能の監視などのデバッグまでをPCのブラウザ上で行えるHoloLens内のwebサーバー。詳しくは、Windows Device Portalのチュートリアルを参照 )へアクセスしたりできます。



各ボタンの詳細な説明は、チュートリアルに記載されています。


動かしてみて

今回は、Visual Studio単体でHoloLens Emulatorの既存のホログラムを動かしただけでしたが、 実際に自分が作成した3D描画やアニメーションを動かしてみたら面白いだろうな! と感じました!

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