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【新入社員がレポート】新入社員研修 レゴブロックで学ぶスクラム体験

  • isana.net
  • 7月9日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月18日

こんにちは。2025年4月に新卒で入社したエンジニアAです。


就職活動中の皆さんは、応募する会社をどのように選ぶか、悩んでいらっしゃるかもしれません。事業内容や福利厚生が気になると思いますが、「人を育てる研修制度は充実しているか」ということも考えてみてはいかがでしょうか。

今回は、イサナドットネットの新入社員研修のプログラムの1つとして実施された「レゴブロックで学ぶスクラム体験」についてご紹介いたします。専門用語がわからない方でも大丈夫なように、その様子をレポートします。少しでも当社の新入社員研修でどのようなことが行われているのかをご理解いただけたら幸いです。



「スクラム」とは


一言でいうと、「短い期間で『計画→作る→見せる→振り返る』のサイクル(これをスプリントと言います)を回して、チームで協力しながらゴールを目指す開発方法」です。

最初に完璧な計画を立てるのではなく、まず「ここまでやってみよう」と小さなゴールを決めて試作品を作り、チームメンバーからの意見をもらって、改善を繰り返していくのが特徴です。変化に強く、チームワークが何より大切になります。


レゴで「安全に暮らせる町」を作ろう


今回の研修のテーマは「レゴブロックで『安全に暮らせる町』をつくる」こと。 なぜレゴを使うのかというと、難しいプログラミングの代わりに誰でも使えるレゴを使うことで、プログラミング未経験者でもスクラムについて学ぶことができるからです。

実際、私も学生時代にプログラミングの経験はありませんでしたが、楽しく取り組むことができました。


ではなぜ新入社員研修でスクラムを学ぶのかというと、当社のプロジェクトのほとんどがスクラムで行われているからです。研修で事前に知識を身につけておくことにより、プロジェクト配属後にスムーズに実務へ移行し、早期に戦力となることができます。


今回の研修は、新入社員4人とスクラム経験のある先輩社員1人が1つの開発チームになり、以下のステップで進められました。


ステップ1:チームの役割分担

まず、チームで「誰がどんな役割を担うか」を決めます。

それぞれ役割を持ったメンバーが協力しあってプロジェクトを進めていきます。


ステップ2:町のアイデアを出し合う(やることリストの作成)

次に、「〇〇さんにとって安全な町にするには何があったら嬉しいか?」というテーマで、みんなでアイデアを付箋に書き出していきます(以下の写真の黄色い付箋)。

こうすることで、「誰のための」「どんな機能か」が明確になります。こうして出来上がった多くのアイデアカードが、チームの「やることリスト」になります。



ステップ3:見積もり

次に、出てきたアイデアを実現するのがどれくらい大変か、チーム全員で見積もります。

ここで使うのが「プランニングポーカー」という手法です。1つのアイデアに対して、メンバーが「これくらい大変かな」と思う数字のカードを伏せて持ち、全員で一斉に公開します。その後、お互いの考えを説明し、認識をすり合わせていきます(上の写真のピンクの付箋)。

これを繰り返すことで、チーム内での認識のズレがなくなっていきます。


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私たちは比較的全員の認識がそろっていましたが、認識が揃わないものに関しては全員が納得するまで話し合いました。


ステップ4:「スプリント」で開発を繰り返す

準備が整ったら、いよいよ開発スタートです。1回のスプリント(今回は約30分)の中で、以下の活動を順番に行います。


  1. プランニング(計画) : 「やることリスト」の中から、「このスプリントでは、どこまで取り組むか」をチームで話し合い、計画を立てます。

  2. 開発: 計画に沿って、みんなでレゴブロックを組み立てます。

  3. スプリントレビュー : スプリントの終盤に、開発担当者が評価担当者に対して成果物のデモをし、フィードバックをもらいます。

  4. レトロスペクティブ(振り返り): 今回のスプリント振り返りを行い、反省点を洗い出していきます。


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このスプリントを何度も繰り返すことで、状況の変化に柔軟に対応しながら、チームとして成長し、より良い成果物を目指していきます。


私が進めていく中で一番大変だと感じたのはプランニングです。チーム内で、「前回のスプリントでこれだけできたから今回も同じ分だけできる」という人がいたり、「もっと余裕を持って計画しよう」という人がいたりしたからです。このような場合でも話し合いを繰り返すことで、最終的には全員が納得する形にすることができました。


まとめ


今回の研修を通して、以下の点を実感することができました。


  • 常に会話が生まれるので、認識のズレが起きにくい。

  • 短いサイクルで成果が見えるので、モチベーションが保ちやすい。

  • スプリントが終わるたび振り返りを行うことで、チーム全体が強くなる。

  • 「スクラム」はチームのコミュニケーションを最大化し、全員で成長していくための開発方法ということ。


当社では、新入社員は入社後3ヶ月間、新入社員研修を受けます。今回ご紹介の「レゴブロックで学ぶスクラム体験」の他にも、先輩エンジニアによる資格試験学習の伴走やオンボーディングなど、新入社員のための研修制度とその後もさらに成長し続けられる育成制度・風土が存在します。

今回の記事が、皆さんの就職活動を進める上で、自分に合った会社を見つけるヒントとなれば嬉しいです。



※今回の記事で触れた「スクラム」などについて、さらに詳細な情報にご興味をお持ちの方は、以下の資料をご参照ください。

特に、IT関連の職種への就職をご検討されている方には、大変おすすめの内容となっております。

「アジャイル開発の進め方」IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)

https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065606.pdf

※本研修は、レゴブロックを使用していますが、レゴ社によって公認されたものではありません。

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