HealthPatch®インテグレーション開発
ヘルスケア・アプリケーション開発の背景
今日の日本は、少子高齢化の進展に伴い医療費が増大する一方で、就業人口の減少により、このままでは増加する医療費を支えられなくなる危機に直面しています。 医療費の増加を防ぐためには、個人が日頃から自分の健康状態を把握し適切に病気を予防することが大変重要で、そのようなヘルスケア分野での急務の課題に寄与する、疾病予防や健康増進の一助となるアプリケーション開発が求められています。
HealthPatch®とは
米Vital Connect社が提供する、胸部に貼り付けて使用する使い捨て型のウエアラブルセンサーです。 心電図や心拍数、呼吸状態、姿勢、体表面温度などの生体情報を収集し、Bluetooth4.0でワイヤレス送信することができます。 日本における医療機器の第三者認証(テレメトリー式心電送信機/体動センサ)を取得しております。
心電図
心拍数
呼吸状態
体動
体表面温度
姿勢
歩数
実例
HealthPatchを使って作られたアプリケーションを紹介します
Feeling Controller
Feeling Controllerとは
HealthPatch®から心の動きを読み取り、ユーザが快適だと感じる空間を自動的に提供してくれるスマートホームシステムです。 ストレスが高い場合には音楽やアロマを操作してリラックスできる空間を、就寝時には照明や加湿器により眠りやすい空間を提供します。
Feeling Controllerの仕組み
ユーザの胸元に貼付けたHealthPatch®から取得できる生体情報を元に、ユーザのストレスや自律神経の状態などを推測します。 このユーザの状態に合わせた家電操作を行うことで、ユーザーにとって快適な空間を提供しています。
本システムは東京大学生産技術研究所の実験住宅 COMMAハウス(コマハウス)で動作するように開発され、生研公開2014(駒場リサーチキャンパス公開)にて一般公開されました。
ウェルネス for Pepper
ウェルネス for Pepperとは
ソフトバンク・ロボティクスが提供する感情認識ロボット『Pepper』がスマートフォン・ウェアラブルセンサー・血圧計・体組成計等と連携して取得した健康状態をもとに、ユーザーが健康な生活を贈るためのアドバイスをします。 このアプリケーションで連携するウェアラブルセンサーとしてHealthPatch®を採用してアプリケーションを開発しました。
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